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WSL2上にてrails serverで立ち上げたサーバに別デバイスからのアクセスを可能にする方法

wakairo @wakairo
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別デバイスからhttpsでrails serverにアクセスする方法

前述の方法で別デバイスからhttpでアクセスできるようになりますが、httpsでアクセスする必要がある場合には、 local-ssl-proxyを使ってhttpsをhttpに振り向けることで、httpsアクセスが可能になります。具体的な方法は以下をご覧ください。 なお別デバイスからhttpsでアクセスするには、前述のポートフォワーディングとファイアウォールの設定をhttpsのポート番号で行う必要があります。

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w3c_validators gemでNu validatorのコンテナイメージを利用する場合

kenicode SatoKen @kenicode

Nu validatorのコンテナイメージであるghcr.io/validator/validator:latestをローカルで走らせて、 これをw3c_validatorsW3CValidators::NuValidatorから使う場合は、以下ようにuriを指定してnewすれば動きます。

validator = W3CValidators::NuValidator.new(:validator_uri => 'http://localhost:8888/')

ちなみに、ローカルで走らせたNu validatorに切り替えたところ実行時間がだいぶ減りましたので、w3c_validatorsが遅いと感じている方はローカル実行を試すと良いかもしれません。慣れればコンテナを走らせるのはサクッと出来ますよ。

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captureを使ってform_withのようにblockを活用したヘルパーメソッドを作る

wakairo @wakairo
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背景

Railsのactionviewのヘルパー関数には、form_withのように、blockを活用して入れ子のHTML要素を記述できる便利なヘルパーメソッドがあります。 具体的には、以下のような記述(Railsガイドより引用)が出来るヘルパーメソッドです。

<%= form_with url: "/search", method: :get do |form| %>
  <%= form.label :query, "Search for:" %>
  <%= form.text_field :query %>
  <%= form.submit "Search" %>
<% end %>

blockを用いてHTML要素の入れ子を出力できるこのようなヘルパーメソッドの自作に関する話です。

作り方

actionviewのcaptureというヘルパーメソッドを用いると、form_withのように、blockを使ってHTML要素の入れ子を記述できるヘルパーメソッドを自作できます。

ちなみに、このcaptureは、Railsガイドを読んでも、RailsのAPIドキュメントを読んでも、いまいち使い道が分かっていなかったのですが、このような自作ヘルパーで使うというのが1つの使い道のようです。

自作ヘルパーメソッドの実装例

def some_helper(content=nil, &block)
  object_passed_to_block = 'hello, capture'
  content = capture(object_passed_to_block, &block) if block
  tag.div(content, class: 'some-class')
end

自作ヘルパーメソッドの利用例

ERBから利用
<%= some_helper do |object| %>
  <p><%= object %></p>
<% end %>
出力結果
<div class="some-class">
  <p>hello, capture</p>
</div>
Rubyのコード内から利用
some_helper do |object|
  tag.p(object)
end
出力結果
<div class="some-class"><p>hello, capture</p></div>
Rubyのコード内からblockなしで利用
some_helper('123')
出力結果
<div class="some-class">123</div>
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importmap-railsは、2.x系でiOS 16.3以前のサポートを打ち切りました。

wakairo @wakairo
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問題

importmap-railsはv2.0.0で、「ネイティブでImport mapsに対応していないブラウザでImport mapsを機能させるためのshims」の利用を打ち切りました。 一方で、iOS 16.3以前に搭載されているSafariブラウザは、ネイティブではImport mapsに対応していません。 したがって、importmap-railsを1.x系から2.x系にバージョンアップすると、iOS 16.3以前のデバイスではJavaScriptを利用したRailsアプリが動かなくなります。 このことは、この打ち切りのプルリクエスト #216で議論されているように、開発陣に既に認識されており、認識した上での打ち切りとなっています。

なお、特にiOS 15は、2024-01-22にセキュリティアップデートが出ているAppleがサポートをまだ続けているOSであるにもかかわらず、最新の15.8.1へアップデートしたデバイスであってもRailsアプリが動かなくなるため要注意です。

(参考)iOS 15とiOS 16の状況

以上から、iOS 15とiOS 16のデバイスは、2024年2月現在まだまだ利用されていると言えます。

回避策

importmap-railsを用いたRails 7アプリで、iOS 16.3以前をサポートするには、 以下のようにjavascript_importmap_tagsの前にes-module-shimsを入れます。 詳細は、GitHubの公式リポジトリのREADMEの該当部分(Supporting legacy browsers such as Safari on iOS 15)を参照してください。

<script async src="https://ga.jspm.io/npm:[email protected]/dist/es-module-shims.js" data-turbo-track="reload"></script>
<%= javascript_importmap_tags %>

参考情報

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WSL2上にてrails serverで立ち上げたサーバに別デバイスからのアクセスを可能にする方法

wakairo @wakairo
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背景

WindowsのWSL2環境でRailsアプリを開発しています。開発しているWebアプリに関してAppleのSafariブラウザでの動作確認が必要になりました。そこで、同一LAN内にあるiPhoneやiPadといった別デバイスから、WSL2環境においてrails serverコマンドで走らせたサーバへ、アクセスできるようにしました。

手順

LAN接続の設定

後述のファイアウォールの設定にて、プライベートネットワークに限定する設定をする場合には、Railsサーバを走らせているPCのLAN設定で、ネットワーク プロファイルをプライベートにしておきます。

WSL2で走っているLinuxのIPアドレスの確認

ifconfigの出力のinetのところなどで、WSL2で走っているUbuntuなどのLinux OS側のIPアドレスを確認し、転送先アドレスとして控えます。

LinuxのIPアドレスが正しいことの確認

まず、bin/rails server -b 0.0.0.0でWSL2上でRailsサーバを起動します。
次に、このRailsサーバに、WSL2環境ではなくWindows上で普通に走っているブラウザから、先ほど調べたWSL2で走っているLinuxのIPアドレスに対し http://(LinuxのIPアドレス):3000/ というようなアドレス(ここではポート番号を3000としていますが、別のポートをRailsサーバに用いている場合はそのポート番号に変更して下さい)でアクセス出来ることを確認します。
ここでアクセスに失敗するようでは何かしらが間違っていますので、まずはこのようにアクセス出来るようにしましょう。

ホストOSであるWindowsのIPアドレスの確認

ipconfigなどで、Windows側、つまり、ホストOS側のLAN上でのIPアドレスを確認し、転送元アドレスとして控えます。

ポートフォワーディングの設定

管理者権限で以下のコマンドを実行します。なお、特に理由が無ければ、転送元ポートは転送先ポートと同じ(3000)で大丈夫です。

netsh interface portproxy add v4tov4 listenaddress=<転送元(Windows)のIPアドレス> listenport=<転送元ポート> connectaddress=<転送先(Linux)のIPアドレス> connectport=<転送先ポート>
ファイアウォールの設定

Windowsのファイアウォールの設定にて、「受信の規則」として以下の設定を追加します。

  • プロトコルの種類:「TCP」
  • ローカルポート: 「特定のポート」「3000(転送元ポート)」
  • リモートポート: 「すべてのポート」

なお、ファイアウォールの設定にて、プライベートネットワークに限定したり、テスト時以外は無効にしたりするなど、セキュリティには十分に配慮をして下さい。

接続確認

同一LAN内の別デバイスから、 http://(WindowsのIPアドレス):(転送元ポート)/ というようなアドレスでアクセス出来ることを確認します。

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meta-tags側のtruncateでは、スペース文字のところで切り詰めが行われます

wakairo @wakairo
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問題

meta-tagsはtitleやdescriptionをSEOに適切な長さまでに切り詰めますが、titleなどの中にスペース文字が含まれていると、スペース文字のところで切り詰めてしまいます。そのため、文章の先頭付近のみにスペース文字がある文章は大幅に切り詰めが行われてしまいます。
例えば、次の文章にあるスペース文字は10文字目のところのみです。

Microsoft Copilotは、あなたの言葉をパワフルなコンテンツに変えるAIアシスタントです。あなたのニーズに合わせて、文章を生成、要約、編集、変換したり、コードや詩などの創造的なコンテンツを作成したりします。

したがって、80文字に切り詰める設定であっても、この10文字目のところで切り詰められて「Microsoft」となり、80文字に比べ大幅に短い文字数に切り詰められることになってしまいます。

回避策

meta-tagsに渡す前に、あらかじめアプリケーション側で切り詰めを行うことで、この問題は回避できます。なお、meta-tagsの設定によっては、meta-tags側での切り詰めをオフにすることも出来ます。設定方法についてはmeta-tagsのREADMEを参照してください。

(参考)内部的な原因

meta-tagsはRuby on Railsのtruncateヘルパーメソッドを最終的に呼び出しますが、このヘルパーメソッドをラップするメソッドを内部に持っています。このラッパーメソッドの引数であるnatural_separatorを省略してのメソッド呼び出しがmeta-tags内に存在し、この省略時のデフォルト値がスペース文字であるため、スペース文字のところでの切り詰めが発生しています。

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https://www.techtips.page/en/comments/269
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rails 7.0からrails 7.1への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo
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Rails 7.1でのaction_dispatch.show_exceptionsの変更への対応方法

対応の基本的な方向性

config.action_dispatch.show_exceptionsを今後のデフォルトとなる:rescuableに設定してbin/rails testでテストを実行します。テストの実行に問題が無く、:rescuableの仕様で支障が無い場合はこれでOKです。

設定で:rescuableを選択してテストを実行するとエラーが出るようになってしまった場合は、テストを修正するか、:rescuable以外の設定値にします。元々trueと設定していた場合には:allfalseと設定していた場合には:noneへと設定し直せば、以前の挙動と同じになり、エラーは出なくなるはずです。

より詳しい情報を紹介している記事

本件の背景やテストの修正方法など、より詳しい情報はこちらの記事をご覧下さい。

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rails 7.0からrails 7.1への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo

Rails 7.1への移行におけるActive Storageのmigration

bin/rails app:updateコマンドを実行すると以下の3つのファイルがdb/migrate/に作成されますが、
Active Storageをまだ使用したことがないアプリケーションでは、 これら3つのファイルは単純に削除してしまって良いはずです。

  • xxx_add_service_name_to_active_storage_blobs.active_storage.rb
  • xxx_create_active_storage_variant_records.active_storage.rb
  • xxx_remove_not_null_on_active_storage_blobs_checksum.active_storage.rb

より正確に言うと、データベースにactive_storage_blobsテーブルが存在していない場合は、 これら3つのファイルは単純に削除してしまって良いはずです。 その理由として、これら3つのファイルはデータベースのactive_storage_blobsテーブルに対して影響を与えるものであり、 table_exists?(:active_storage_blobs)がfalseを返すと何もせずにreturnする処理が3つのファイル全てに記述されているからです。

ご自身のRailsアプリケーションのデータベースにactive_storage_blobsテーブルが存在するかの確認はbin/rails consoleを実行して、 以下のようにコマンドを実行することで行えます。 結果がfalseであればactive_storage_blobsテーブルは存在していない、つまり前述の3つのファイルは削除で大丈夫のはずです。

irb(main):002> ActiveRecord::Base.connection.table_exists? :active_storage_blobs
=> false

ちなみに、データベースにあるテーブルの一覧を見たい場合にはbin/rails consoleActiveRecord::Base.connection.tablesを叩くことでテーブルの一覧を確認できます。

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rails 7.0からrails 7.1への移行(アップデート、アップグレード)で必要な作業

wakairo @wakairo

基本的にはRailsガイドの手順に従えば良いと思います。

ガイドの手順にもありますが、ぜひbin/rails app:updateコマンドを活用しましょう。

bin/rails app:updateコマンドの実行例

# bin/rails app:update
   identical  config/boot.rb
       exist  config
    conflict  config/application.rb
Overwrite /x/techtips/config/application.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm] h
        Y - yes, overwrite
        n - no, do not overwrite
        a - all, overwrite this and all others
        q - quit, abort
        h - help, show this help
        d - diff, show the differences between the old and the new
        m - merge, run merge tool
Overwrite /x/techtips/config/application.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  config/application.rb
   identical  config/environment.rb
       exist  config/environments
    conflict  config/environments/development.rb
Overwrite /x/techtips/config/environments/development.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  config/environments/development.rb
    conflict  config/environments/production.rb
Overwrite /x/techtips/config/environments/production.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  config/environments/production.rb
    conflict  config/environments/test.rb
Overwrite /x/techtips/config/environments/test.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  config/environments/test.rb
       exist  config/initializers
    conflict  config/initializers/assets.rb
Overwrite /x/techtips/config/initializers/assets.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  config/initializers/assets.rb
    conflict  config/initializers/content_security_policy.rb
Overwrite /x/techtips/config/initializers/content_security_policy.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  config/initializers/content_security_policy.rb
      create  config/initializers/cors.rb
    conflict  config/initializers/filter_parameter_logging.rb
Overwrite /x/techtips/config/initializers/filter_parameter_logging.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  config/initializers/filter_parameter_logging.rb
   identical  config/initializers/inflections.rb
      create  config/initializers/new_framework_defaults_7_1.rb
    conflict  config/initializers/permissions_policy.rb
Overwrite /x/techtips/config/initializers/permissions_policy.rb? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  config/initializers/permissions_policy.rb
      remove  config/initializers/cors.rb
       exist  bin
   identical  bin/rails
   identical  bin/rake
    conflict  bin/setup
Overwrite /x/techtips/bin/setup? (enter "h" for help) [Ynaqdhm]
       force  bin/setup
       rails  active_storage:update
Copied migration 20231128024504_add_service_name_to_active_storage_blobs.active_storage.rb from active_storage
Copied migration 20231128024505_create_active_storage_variant_records.active_storage.rb from active_storage
Copied migration 20231128024506_remove_not_null_on_active_storage_blobs_checksum.active_storage.rb from active_storage

After this, check Rails upgrade guide at https://guides.rubyonrails.org/upgrading_ruby_on_rails.html for more details about upgrading your app.
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