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rails 7.0.4 で pg 1.5 を使うと警告が出る問題

wakairo @wakairo
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昨日rails 7.0.5がリリースされました。
早速試したところ、rails 7.0.5とpg 1.5の組み合わせでは、前述の警告が出ないことを確認できました。
そこで、この結果を踏まえて、このTopicの先頭コメントの記述を更新しました。

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https://www.techtips.page/ja/comments/200

rails 7.0.4 で pg 1.5 を使うと警告が出る問題

wakairo @wakairo
最終更新

結論

railsのバージョンを7.0.5以上に上げてから、pg 1.5 にバージョンを上げれば、警告の問題は発生しません。

問題が発生したバージョン

  • ruby 3.2.2 (2023-03-30 revision e51014f9c0) [x86_64-linux]
  • rails (7.0.4.3)

問題を引き起こした作業内容

bundle updateでpgのバージョンを1.4系から1.5系に上げた。

発生した問題

rails testで以下のような警告が複数出るようになった。

PG::Coder.new(hash) is deprecated. Please use keyword arguments instead! Called from /usr/local/bundle/gems/activerecord-7.0.4.3/lib/active_record/connection_adapters/postgresql_adapter.rb:980:in `new'

rails 7.0.5のリリース後に行った対処

Gemfileにて、pgは1.5以降、railsは7.0.5以降を使うように指定してから、bundle updateコマンドを実行した。
その後でrails testを実行し、前述の警告が出ないことを確認した。

rails 7.0.5のリリース前に行った対処

Gemfileに以下のように記述して、利用するpgを1.4系に留めるように指定した。

gem "pg", "~> 1.4.6"

rails本家の対応状況

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https://www.techtips.page/ja/comments/164

bundleコマンドの公式マニュアル

wakairo @wakairo
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bundleコマンドの公式マニュアルは、公式サイトから、 Docs > Reference Guidesで辿ることができる。

例えば、bundle updateのマニュアルはこちら。こちらでは、利用できるオプションについてもきちんと説明されています。

ちなみに、Google検索からでは、なぜか公式マニュアルにたどり着きにくい気がするので、このTopicを立てました。

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https://www.techtips.page/ja/comments/163

Railsを用いた運用中のサービスのアップグレードの仕方

wakairo @wakairo
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まずはRubyをアップグレード

「RubyのアップグレードとRailsのアップグレードは別々に行うのがよい方法です。最初にRubyを可能な限り最新版にアップグレードし、それからRailsをアップグレードします。」 Railsガイドより

次にRailsを1つずつアップグレード

「Railsのバージョンを変更する場合、マイナーバージョンを1つずつゆっくりと上げながら、その都度表示される非推奨機能の警告メッセージを上手に利用するのがベストです。」Railsガイドより

具体的には、以下の手順を繰り返す。

  1. テストを書き、テストがパスすることを確認する。
  2. 現時点のバージョンのパッチバージョンを最新のパッチに移行する。
  3. テストを修正し、非推奨の機能を修正する。
  4. 次のマイナーバージョンの最新パッチに移行する。
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https://www.techtips.page/ja/comments/160

ファイル名とクラス名の対応関係などが命名規則に従っているかのチェック方法

wakairo @wakairo
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Railsでは、自動で定数の読み込みと再読み込みが行われます。 この自動システムをきちんと動作させるには、ファイルパス・ファイル名とモジュール構造・クラス名を命名規則に従って対応させる必要があります

Railsガイドによれば、 以下のコマンドを実行することでこの命名規則に従っているかの確認を行えます。

bin/rails zeitwerk:check

このコマンドの実行結果の末尾に「All is good!」が表示されれば命名規則は守られています。

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https://www.techtips.page/ja/comments/61

Rails7以降はZeitwerkに完全移行

wakairo @wakairo

Rails 6でZeitwerkが導入され、Rails 7でclassicと呼ばれる旧来のオートローダーは廃止されました。

以下は、 https://railsguides.jp/classic_to_zeitwerk_howto.html からの引用です。

Railsは最初期からRails 5まで、Active Supportで実装されたオートローダーを用いていました。このオートローダーはclassicと呼ばれ、Rails 6.xでは引き続き利用可能です。classicオートローダーはRails 7で廃止されました。

Rails 6から、より優れた新しいオートロード方法がRailsに搭載されました。これはZeitwerkというgemに一任されています。これがzeitwerkモードです。デフォルトでは、Railsフレームワーク6.0および6.1の読み込みはzeitwerkモードで実行され、Rails 7で利用できるのはzeitwerkモードのみとなります。

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https://www.techtips.page/ja/comments/60

redirect_backよりもredirect_back_or_toを使った方が良さそう

wakairo @wakairo

以下のコードから分かるとおり、redirect_backredirect_back_or_toをラップしているだけです。

https://github.com/rails/rails/blob/v7.0.4/actionpack/lib/action_controller/metal/redirecting.rb#L96

普通はfallback_locationを指定する必要があるはずですので、第1引数にfallback_locationを指定してredirect_back_or_toを呼び出した方が素直のように思います。

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https://www.techtips.page/ja/comments/24

unscopeはscope系以外の条件も外す

wakairo @wakairo
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RailsのActive Recordには、scopedefault_scopeという機能があり、SQLクエリの条件を指定してあらかじめ付けておくことが可能です。

unscopeunscopedは、これらのscope系で付けた条件を外すことが出来ます。
ただ、注意点として、scope系以外で付けた条件も外してしまいます

以下に例を示します。

irb(main):001:0> puts User.where(id: 1).all.to_sql
SELECT "users".* FROM "users" WHERE "users"."id" = 1
=> nil
irb(main):002:0> puts User.where(id: 1).unscope(:where).all.to_sql
SELECT "users".* FROM "users"
=> nil
irb(main):003:0> puts User.where(id: 1).unscoped.all.to_sql
SELECT "users".* FROM "users"
=> nil

unscopeunscopedが、直前のwhere句で指定した条件を外していることが確認できます。

確認した環境

  • Rails 7.0.4

参考

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https://www.techtips.page/ja/comments/23